笑い話 閻魔様のお裁き
- white-eagle1958
- 2021年4月5日
- 読了時間: 2分
2021.04.05
ここは地獄の法廷。今、閻魔大王の判決を受けた者が仲間の所へ帰ってきました。
「よう、どうだった?何て言われた?」
「俺?いや、大した事なかったぜ。半日の人間奉仕を命ずるってさ。楽勝だ!」
「・・・半日の人間奉仕だって?・・・その後何か言われなかったか?」
「何かって、何よ」
「・・・その、牛とか豚とか・・・」
「そういやあ、豚とか言ってたな。それがどうしたんだ?顔色悪いぞ」
「・・・いいか、落ち着いて聞けよ。一日が千年の様であり、千年が一日の様であるとか、聞いたことねえか?」
「幾ら俺でもそれぐらいは知ってらあ!バカにすんな!」
「ここじゃ、そうなんだよ。だったら分かるよな?・・・」
「えっ!・・・てことは、半日の人間奉仕って・・・」
「500年!あんた500年の人間奉仕だ。しかも豚!」
「え~っ!じゃ、俺、500年豚やるのか?そんなあ・・・」
「まあ、どうしようもないな。お勤めを果たすしかない・・・」
「あんたも何か言われたのか?」
「俺は、牛500年だった。肉牛だってさ」
「私も同じ牛、だけど乳牛!」
「乳牛か。いいよなあ。食われなくて済むし」
「おいらは、ニワトリ500年だった」
「・・・あの人は誰だ?だいぶしょげているけど?」
「ああ、ある地域の大ボスだ。一日の美化清掃係を命じられたらしい」
「一日の美化清掃係?ってことは、千年の美化清掃か・・・具体的には?」
「美化清掃係は大半が虫。ゴキブリかハエだな・・・」
「何と言ったらいいのか、声も掛けられない・・・」
「ハエですか?ゴキブリですか?なんて聞けないよ」
「そっとしておこう・・・」 南無阿弥陀仏
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