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笑い話 政治家 ② 風船売り

  • white-eagle1958
  • 2021年3月9日
  • 読了時間: 2分

2021.03.09


あるイベント会場の出来事です。風船売りがいました。

「おじちゃん、風船ちょうだい」

「これはお嬢ちゃん、何色がいい?」

「その赤いの」

「これか・・・いいかいお嬢ちゃん、この風船よく飛ぶからしっかり握ってるんだよ」

「うん、分かった」

「じゃあこれ」

「ありがとう・・・あっ!」

女の子が言った途端、風船が手を離れ、まるでロケットの如く飛んで往きました。

「あ、あ、あーっ!」

あっと言う間に見えなくなった風船を目で追っていた女の子が悲しそうにしていると、風船売りは、そっともう一つの赤い風船をその手に握らせました。

「ありがとう。おじちゃん」

女の子が嬉しそうに駆け去っていくと、何処かで見ていたのか男が寄って来ました。

「おいおい、凄いなあの風船。何が入っているんだ?あんなスピードで飛んでいく風船なんか見たことないぞ」

「企業秘密だ」

「そんな事言わずに教えてくれよ」

「企業秘密だ」

「仕方ないなあ、じゃ、これで」

「もう一声」

「がめつい奴だ、これでどうだ!」

「う~ん、ま、いいだろう」

「で、何が入っているんだ?」

「2種類あってな、一つは男の愛の言葉」

「あ、男の愛の言葉だって?どうしてそんなものが?・・・」

「男の愛の言葉って軽いだろ。だからよく飛ぶのよ。愛してるなんて詰め込んでみろ、あっと言う間に見えなくならあ。身に覚えあるだろ?」

「う~ん・・・・・・・・・・・・・・・・もう一つは?」

「もう一つは政治家の言葉だ」

「政治家の言葉だって?・・・何となく分かる様な気がする・・・」

「だろ?彼らの言葉も軽いからなあ・・・よく飛ぶんだ。特に選挙公約なんか詰め込んでみ。あっという間に成層圏、月まで飛ぶぜ」

「違いない」                             おそまつ




 
 
 

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