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笑い話 仮面の女

  • white-eagle1958
  • 2021年5月6日
  • 読了時間: 1分


或る男が、付き合っている女性の家に行き、呼び鈴を押しました。

「誰ですかあ」

「僕だよ。迎えに来たよ」

「早かったのね。今行くから少し待っててね」

「分かった」

数分後、女性がドアを開けました。

「お待たせ=」

途端に男性の眼が丸くなりました。

「君、誰?」

「誰って、私よ、私。分かんないの?」

「だって、みなみさんとは別人・・・」

「やだ、間違えちゃった。此れは小林君用だった」

女性は直ぐにドアを閉め、部屋に戻りました。数分後、またドアが開きました。

「お待たせー」

「君は誰なんだ!」

「これも違った?田中君用でもなかったか。ちょっと待ってて」

女性はまた部屋に戻ろうとしましたが、今度は男性が一緒に入って来ました。

「おい、此れはどういう事なんだ。君は一体何者だ?」

「あっ、ダメよ、入ってきちゃ」

男性が部屋で見たものは、テーブルの上に置かれた、幾つかの仮面でした。

「これは、誰用だ?」

「それは、大島君用で」

「僕はないの?」

「あんた誰だっけ」

「小島だよっ!・・・僕用のは何処に有るんだ?」

男性は部屋を探し始めました。とクローゼットが目に留まりました。

「そこは開けちゃダメっ!」

「ここか」

男性がクローゼットを勢いよく開けると、中から仮面の山が崩れて、零れ落ちて来ました。

「こんなに・・・・・・君に聞きたい事が有る!」

「・・・何よ・・・」

「君の本当の顔はどれなんだ?」               お粗末でした



 
 
 

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