仮説・論説 69 東京五輪スタッフの辞任騒動について考える

2021.07.23

いや～、またまた東京五輪スタッフの辞任がでましたね～っ！今回で５人目だそうで・・・

ここまでくると、もう呪われているとしか思えません。

いずれも過去の言動が問題となっている様です。何やら開会式を妨害するのが目的の組織的なものを感じますね。

発言そのものには問題があるのは言うまでもありませんが、その発言が今現在ならともかく、随分と昔の事を取り上げ、問題視する風潮には違和感を覚えます。

人は過ちを犯すものです。若い頃のやんちゃや悪行は誰にもある事ではないでしょうか？

多分今回批判している方々にもです。勿論、かく言う私にもあります。

そして、年を重ねるにつれバカな事をしたと後悔したり・・・

人はそうやって大人になるのだと思います。

今回の件で言えば、今でも同様の言動をしていたのなら解任は当然でしょう。ですが、本人が今現在は行っていなかったのなら、行き過ぎだと思います。

過去の言動まで問題視して降格していけば、非常に息苦しい世の中になってしまうのではないかと懸念します。もう少し寛容の精神が必要ではないでしょうか？

見回してみると、私達の社会から寛容の精神が失われているのを感じます。それが私たちの社会や世界を息苦しいものにしてしまった様に思えます。

批判や非難は重大なものだけ、今現在行われているものだけにした方が良くないですか？

事細かな事まで気を配らなくてはならない社会など、まっぴらごめんです。

もっと大らかな世界にしたいものですね。最後に２つの言葉を持ってこの記事を締めくくりたいと思います

・罪なき者が石を投げよ

・人はいつか、愚かな昔の自分に出会う

柏子見申し候