仮説・論説 584 リーダー(王様)の条件
- white-eagle1958
- 9月5日
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2025.09.05
この世界には様々なリーダー(王様)が居ますよね?また多くの人々がリーダーを目指して、日々努力していると思います。
でも多くの場合、リーダーの陽の当たる部分(注目される、持て囃される)だけを見て、陰の部分(次々に突き付けられる難問、難題や厳しい現実に如何に対処するのか?逃げる事、眼を反らす事が許されない状況にどう立ち向かうのか?)は、余り目を向けられていない様に感じます。
多くの場合リーダーは孤独です。影の部分に直面した時は尚更です。一人で決断しなければならないからです。責任も在ります。
この場合何を重要視しなければならないか?
勝つか負けるかではなく、多くの国民にとって正しいか間違っているのか?なのです。
一例を挙げましょう。
敗戦の状況が色濃くなった1945年8月、我が国はポツダム宣言を受け入れ、8月15日終戦となりました。
当時の状況は、最後の一兵まで闘うと言う徹底抗戦派と降伏受諾派との真っ二つだったでしょう。昭和天皇の苦悩は如何ばかりかと察せられます。
此の板挟みの中、昭和天皇は、これ以上国民を苦しめる事は出来ない、そうお考えになられて、終戦を決断されたのだと思います。
当に英断だったと思います。でなかったら、国民の犠牲と国土の破壊は更に甚大なものとなり、あの奇跡の復興は無かったのではないかと推測されます。
この様にリーダーの資質は、陽の当たる時ではなく、陰の時こそ発揮されるべきものなのです。
リーダーは良い事ばかりでは在りません。むしろ苦しい事、辛い事ばかり起きます。
その時、第一に考えるべき事が、自分の名誉ではなく、国民の幸福を選択するのが、優れたリーダーだろうと思います。
今現在、世界は混沌とし、先が見通せない状況ですが、リーダーの方々には自分の事だけではなく、社員や国民の幸福を第一に考えて欲しいと思います。
リーダーの方々に神の英知が齎されんことを・・・
リーダーは辛いよね?
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