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仮説・論説 571 歴史の必然

  • white-eagle1958
  • 6月25日
  • 読了時間: 3分

2025.06.25


私は自然の法則の信奉者です。その観点から歴史を観た時、この出来事は最初から結末が決まっていた、としか言いようがないものに気が付きました。

私はそれを歴史の必然と名付けましたが・・・

例えば、第二次世界大戦(太平洋戦争)時のミッドウェー海戦の日本軍の敗戦は、開戦時の日本軍の真珠湾攻撃の歴史の必然であり、同様に日本の東京大空襲の惨劇は、中国での南京大虐殺の歴史の必然ではないかと思うのです。

言い換えれば、他国にした事は何時か自分の国に返って来る、と言う事なのです。

なぜ今、こんな事を書くのか?と言いますれば、世界が非常に緊迫しているからです。

イラン、イスラエル戦争は急遽停戦、終結をみましたが、ウクライナ紛争、ガザ紛争は未だ継続中です。

私達人類は、戦争と言う愚かな行為から、どうしても逃れられないのか?

他国の奪い合いと言う、紀元前からの馬鹿げた行為を止められないのか?

人は何故戦争をするのでしょう?誰もが平和を望んでいるはずなのにです。

一方で、戦争で金儲けをする人達が居ます。いわゆる戦争屋ですね。

武器商人、傭兵、戦争エージェント等々。

彼等は金儲けの為に戦争を起こす人達です。平和な所に戦争を持ち込み、全てを奪っていく人達でもあります。

彼等に言っておきたい事が在ります。他人や他国に遣った事は、何時か我が身に返って来るのだと・・・誰も歴史の必然から逃れられないのだと・・・

その観点で言えば、戦争で興る国は、戦争で滅ぶのです。世界のどの国でもそうでしょう。

我が国で言えば、戦国時代を終わらせた豊臣秀吉の例を挙げます。

豊臣秀吉と言えば、日本で知らぬ人はいないと思います。

彼は戦国時代を終わらせた人で在りました。その彼が天下を手にする切っ掛けになったのが、彼の上司である織田信長が亡くなった本能寺の変でありました。

その時彼は、備中高松城(岡山市北区)を攻めていましたが、報を聞くや否や取って返し

(中国大返し)、山崎の戦(京都大山崎町一帯)で織田信長を討った明智光秀を破ったのです。豊臣秀吉は此れを機に天下統一を果たしました。

で、この豊臣政権が倒れる切っ掛けとなったのが、関ヶ原の戦いであるのは周知の事実です。

この時何が起こったのか?

当時徳川家康は、上杉討伐の為会津へ向けて出陣、下野国小山(栃木県小山市)にて報を受け大阪へ取って返しました。そして有名な関ヶ原の合戦と相成ったのであります。

どうでしょう?あの関ヶ原の合戦は始めから敗戦が決まっていた歴史の必然と言う事が出来るのではないでしょうか?

この事は、後を継いだ徳川政権にも言えると思います。

戦争で興る国は、戦争で滅ぶと言う事が出来るのではないでしょうか?

よくよく考えて頂きたいと思います。

戦争はもう無くそう!




 
 
 

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