仮説・論説 550 国家の栄枯盛衰
- white-eagle1958
- 5月10日
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2025.05.10
今回は、国家の栄枯盛衰がテーマです。世界には沢山の国家が在りますが、その寿命は様々です。紀元前221年、中国初の統一を成し遂げた秦(初代皇帝は始皇帝)は、紀元前206年に、僅か建国15年で漢に滅ぼされました。
一方、紀元前27年ローマは共和政から帝政に移行。初代皇帝はアウグストゥス。
395年、テオドシウスの2人の息子による分割統治が始まる。(西ローマ帝国と東ローマ帝
国の始まり)
476年以降、西方正帝の権限が東ローマ帝国に吸収される
1453年 オスマン帝国により、首都コンスタンティノポリスが陥落し、ローマ帝国は滅亡
寿命は1479年です。
この寿命の差はどこから来るのか?
此処からは、私の全くの個人的見解である事を明記しておきます。
やはり統治のやり方に差が在ったのではないのか?と私は思うのです。
秦の統一のやり方は、ご存じの様に力づくの戦争に次ぐ戦争でした。また秦の皇帝は、専制君主であるのに対し、ローマ帝国の皇帝は、「元老院及びローマ市民の代表」と言う位置付けであり、現在の大統領制に近いのです。その期間も確かに領土獲得の戦争は続きましたが、一方で「パクスロマーナ」に代表される安定期も存在して居ます。この違いが寿命の差になったのではないかと思います。更に言えば、自然の法則から観てみますと
秦の方は戦争に次ぐ戦争で、悪業を積み重ね過ぎたのでしょう。
戦争と言うものは、神がやってはいけないというもの全てが入っているのですから、どの様な理由であれ、戦争を続ければ国家の運命を悪くさせますよねえ・・・
その為短命に終わったのではないかと。
また、悪業が善業を上回りますと、次の後継者が余程徳を積みませんと国家が持たなくなるでしょう。
つまり国家の寿命を長く保つには、常に悪業より善業が上回る様に持って行けば、その王朝は長続きするのではないでしょうか?
此れは個人の人生にも言える事だと思います。その為には皆さん、教えを守って徳を積め、ですぞ。
自然の法則は偉大だ!
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