仮説・論説 450 宗教を学問にする事の意味
- white-eagle1958
- 2024年11月22日
- 読了時間: 4分
2024.11.22
今迄宗教は、綺麗事に過ぎないとか、何の役に立つのかとか、宗教では人を救えないとか言われて来ました。そしてそれは確かに正しい様に思われてきたのが現実です。
ですが私は宗教の意味を見出した様に思います。
それは、人を進化させてきたのは宗教の力だったのではないかと言う事なのです。
根拠を示します。ユダヤ人が何故優秀なのでしょうか?
それは3500年前、エジプト人の奴隷であったヘブライ人にモーゼが現れ、彼等にモーゼの十戒を説いたからだと思います。前半はほぼ守られていますから後半だけを列挙しますと
・殺さない
・嘘を言わない
・盗まない
・レイプしない
・他人の物を奪わない
となりますよね?此れを守り続けて行くとどうなるでしょうか?
とても気高い民族が出来上がるはずです。それを他民族から観たらどう映るでしょうか?
恐らくそれが「神に選ばれし民族」なのだと思います。
自分達が言ったのではなく、他民族からそう呼ばれたのでしょう。彼等はとても尊敬され、愛されたはずです。本当のユダヤ人は周囲から尊敬され、愛されていたと思うのです。
今はどうだか知りませんが・・・
インド人が優秀なのもインドにブッダが現れたからであり、欧米人が優秀なのもキリスト教が、一般人にまで普及したからでしょう。アラブ人が強いのも、ムハンマドが現れ、イスラム教が広まった為だと考えます。
ちなみにイスラム過激派は、本来のイスラム教徒ではありません。イスラムの語源はサラーム、平和と言う意味ですよね?それなのにテロを起こすなどイスラムの教えに反するではないでしょうか?
中国人がアジアの覇者足り得るのも、儒教を始め諸子百家(老子、孟子、荀子など)と言われる存在があったからだこそだと思います。
この様に宗教が、人々の進化と幸福の向上に大きく貢献してきたのは明白だと考えます。
しかし問題が在るのも事実ですよね。それは昔から在る、迷信や淫祇邪教、権力者の勝手な解釈などです。此れが人々を迷わし、苦しめていたりするのですね。
現在の宗教は金の鉱石と同じと言って来ましたが。それは真理も含まれていますが、不純物(迷信、淫祇邪教、カルトなど)も含まれていると言う意味です。
此の不純物を科学や数学を用いて取り除き、真理だけにする訳です。これを宗教を学問にすると言っているのです。
此れは宗教の否定ではありません。宗教の進化と呼ぶべきものなのです。
此れが実現しますと、政治の在り方に影響を与える事になります。現在では、政教分離が当たり前と成って居ますが、これが学問に進化しますと政教一致で何ら問題はないはずです。
むしろ政教一致が当たり前になるでしょう。ただ実現までには時間が掛かると思います。
ついでに科学と宗教の関係に言及して置きます。
この世界は大きく分けて3つに分類できます。それは物質、意識、生命です。
大自然はこの3つで構成されている訳です。
そして物質世界の自然の法則を解き明かしていくのが科学であり、意識分野の自然の法則を説いたのが宗教だと言えます。宗教と科学は互いに補い合う関係にあると言う事がご理解できると思います。どう言う事かと言いますと
宗教(愛)無き科学は人を不幸にしますが、科学無き宗教も人を惑わせてしまうのです。
つまり科学と宗教は互いに対立するものではなく、正しくある為には互いを必要とするものなのです。今後はその方向に進んでいくものと確信しています。
またお気づきの方も居られると思いますが、生命分野に於いても自然の法則は存在して居るはずです。また意識分野に於いてもその解明はまだ進んでおりません。
と言う事は、今後意識分野、及び生命分野に於いて法則や真理の発見が為されるであろう事は言を待ちません。時代を前に動かす時期が来たのではないでしょうか?
私達は完成された世界に住んで居る訳ではなく、まだまだ発展途上にあるのだと言う事を指摘して置きたいと思います。
早く時代を動かそう!
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