かもさん経済学 ④ 仮想通貨について

2021.02.09

今回は、最近出現してきた仮想通貨なるものについての考察です。

皆さんもそうだと思うのですが、私は仮想通貨が出て来た時、良く分かりませんでした。

これは一体何なんだと思った訳です。今でも良く分かっていませんが、皆さんと共に考えていきたいと思います。

そもそも通貨とは何か？から始めましょう。

通貨とは、物やサービスの等価交換手段です。これは人類の大発明なのですね。どういう事か？

通貨（お金）がない時代を考えてみれば分かります。その頃は欲しい物はどうやって調達したのか？　物々交換です。

例えば、私が農民だとすると、魚が食べたくなった時は、漁師の所へ行って米一俵とマグロやカツオと等価交換する訳です。この場合はこれだけで済みますが、漁師が米はあるからもういいよ。牛肉なら交換すると言ったらどうするか？

牛を飼っている人の所へ行って牛肉と等価交換（60㎏）し、それからまた漁師の所へ行って魚（60㎏）と等価交換しなければならないのです。

大変な手間暇が掛かるわけですね。お金ならこれが一発で済む訳です。ですから、通貨は人類の大発明なのです。大昔は、穀物（米、小麦）、パン、石（矢じり）でしたが、それが金、銀に代わっていきました。

これを踏まえて、仮想通貨を考えてみると悩む事になるのです。どうやら、通貨を商品と捉えている人達の発想のようですが、果たして通貨は商品と言えるものなのかなと思うのです。仮想通貨の問題点を指摘しておきます。

・通貨を商品としているが、此れは正しいのか？

・企業発行通貨と言えるものですが、倒産したらどうなるのか？

・セキュリティは万全か？　銀行レベルのものが必要ではないのか？

仮想通貨関連の方々は、この事について詳しく説明して頂きたいと思います。　かしこ