笑い話 タクシーの行先 ②
- white-eagle1958
- 2024年1月6日
- 読了時間: 2分
2024.01.05
一人の男がまた、タクシーを呼び留めました。
「ああ、あの時の・・・お客さん、今度はどちらまで?」
「ああ、あの時は世話になったね。今度も宜しく頼むよ」
「で、今度はどちらまで?」
「それがねえ、急にど忘れしてしまって・・・」
「また、ですか?」
「お先真っ暗新聞だったかな?」
「お先真っ暗新聞?そんな新聞社在りましたっけ?」
「いやいや、崖っぷちテレビだったかもしれない」
「崖っぷちテレビって・・・どこにあるんですか?それ?」
「棺桶に片足突っ込んでる出版だったかな?」
「そこ大丈夫ですか?」
「ドツボラジオかも・・・」
「どう言う関係性ですか?それ?」
「いえね、これらに共通している事柄が在るんだが、何だか分かるかい?」
「え~?マスコミ関係でしょ?それ?」
「その通りなんだが、他にも在るんだ。それに関する講演を頼まれたんだが・・・
何処だか忘れてしまった・・・」
「マスコミ共通の悩みですか・・・何です、それ?」
「かなり深刻でねえ・・・各企業の売り上げが、急降下爆撃機か大谷選手のフォークボールかって言うぐらい落ちてしまってねえ・・・最早どうにもならないのだよ。まったく、あ、そこの信号左ね」
「いいですけど、場所、分かったんですか?」
「今思い出したよ、そこの明日が見えないホールで止めてくれ」
「分かりました。で、どう言う講演をするつもりなんです?」
「如何に安楽死させるかと言うタイトルにしようかと思うんだが、どう思う?」
「・・・止めた方がいいと思います」
お後がよろしい様で・・・
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