仮説・論説 377 王とは何か？（王の本質）

2024.06.02

今回は王についてです。昨今様々な王が誕生していますが、石油王、ホテル王、自動車王とか・・・今の王とは、業界のトップと言う意味に使われている様です。

ですが、本来王とはそう言う意味ではありません。

古の王とは、神に認められた存在でした。ですから宗教的行事と密接な関係があるのですね。言い換えれば、神に認められなければ王と名乗る事は許されなかったのです。

此れは王の質を確保する為にも必要な事でした。ですから古の王の継承の時は、神からの何らかのサインがあったはずです。今はそれが見失われてしまったと思われます。

本来の王は、神の加護を受けている為、物凄く強く、人々にとって有益な存在なのです。

王は東西を問わず、その本質は同じです。ついでに王と皇帝の違いも書いておきます。

・王　　　　太陽神の認定を受けた者

・皇帝　　　銀河神の認定を受けた者

王にせよ皇帝にせよ神の認定が必要ですから、悪事は一切できません。

また認定を受けられなければ、王のポジションは空位にし、後継者は認定を受けられるまで精進するのが本来のやり方です。でなければ王の質が確保できません。

またどこの国にも聖王伝説があると思いますが、聖王とは罪が少ない、或いは罪がない王の事を指します。また聖王は神々聖霊との結びつきが非常に強い王でもあります。

この際古の王に思いを寄せるのも意味はあるかと思います。

王は誰でもなれるものじゃないよ