仮説・論説 295 仮想通貨と電子マネーのリスクについて

2024.01.12

今回のテーマは、仮想通貨（暗号資産）と電子マネーについてです。

どうも仮想通貨のリスクを認識しているのか？と思われるので・・・

そもそも通貨とは物やサービスの交換手段なのであり、その基本は等価交換なのですが、それがどうもおかしいのです。

通貨は交換手段であり、商品ではないのです。その価値は安定している事が望ましいし、その価値がどうやって決められているのかまったく不明なのは大問題なのですが・・・

仮想通貨の問題点を列挙して見ますと

・その価値がどうやって決められているのかまったく不明

・仮想通貨は国家通貨と違って、企業発行通貨ですから、企業が倒産したら全てがパーにな

　ります。従って発行企業の業績が非常に重要な訳です。企業会計の透明性が問題となりま

　す

仮想通貨は、あまりのめり込まない方が賢明かと考えます。

次に電子マネーの問題に移ります。

昨今、電子マネーが導入されていますね。電子マネーは確かに便利なのですが、一方リスクもあるのだと言う事を認識しておいてください。

それは下記の通りです。

・偽電子マネー対策が必要

　偽札問題は昔から存在していますが、今は偽札が発見されたと言うのはあまり聞きません

　よね？恐らく偽札組織はすべて偽電子マネー組織に鞍替えしていると思われます。

　従って偽電子マネー対策は企業にとって必須の対策です。怠れば大赤字を招くことになり

　ます。気を付けなければならないのは、電子マネー発行企業に於いて偽電子マネーをやら

　れていたら、どうにもなりませんのでご注意を。

・自然災害に弱い

　電子マネーの弱点と言えますが、自然災害に弱く、停電したら使えなくなります。

　ですから、すべてキャッシュレスと言う訳にはいかないと思います。現金との併用が望ま

　しいでしょう。

すべてキャッシュレスは危険だよ！