仮説・論説 294 意味のある会議とは？

2024.01.12

今回のテーマは会議です。会議は非常に重要です。組織の未来に大きく影響するのが会議の在り方であると言っても過言ではありません。意味のない会議など時間、お金、労力の無駄でしかないのです。その会議の在り方を考えていきましょう。

そもそも会議とは何の為に行うのか？

・上層部の決定事項を組織全体に通達する事が目的の会議（上意下達）

・ある問題解決の為のベストな策を生み出す事、或いは何が正しいのか見極める事が目的　　の会議

俗に上意下達の会議は黙って聞いてればいい訳ですが、問題は下の会議なのですね。

この場合重要なのは真実です。嘘を前提に嘘の議論をしても、出した答えなど何の役にもたちません。当に時間の無駄、お金の無駄、労力の無駄です。重要な国際問題を話し合う会議にこれが見受けられるのが残念でなりません。

本当に解決する気があるのかと言いたくなります。本当に問題解決をする気が在るなら、真実を前提に誠実に議論すべきです。そうすれば出した答えが生きてくるのは間違いないのですが・・・

また此れは企業の会議にありがちなのですが、組織に派閥があり、足して２で割ったり、３で割ったりしてベストな策が採れない・・・

これは非常に問題です。何故なら常にベストな策が採れる組織と取れずに次善、三善の策しか採れない組織では、長い間には差がついてしまうでしょう。

たかが会議と侮るなかれ、会議の中身では戦国時代の会議の方が今よりはるかに真剣だったと思われます。負ければすべてを失うからです。戦国時代に倣えとまでは言いませんが、会議の在り方を一度見直してはいかがでしょうか。上手くやれば、きっと組織の活性化に繋がると思います。

会議は大事だよ！