仮説・論説 292 人を殺して何故いけないのか？

2024.01.11

このテーマこのブログの当初からやっていますが、繰り返し記事にする必要性を感じます。

始めてみる人も居られる様なので・・・

まず、運命は善因善果、悪因悪果の積み重ねで出来ていると言う事を抑えて置いて下さい。

すると人を殺すと言う事は、殺した時点で自分が未来に於いて殺される、或いは何らかの理由で（事件、事故、病気）で突然死するという運命を作ってしまうと言う事なのです。

そんなのは信じないと言う人もおられるでしょうねえ・・・

一番分かり易いのは殺し屋の運命です。

彼等は殺しのプロでしょうから・・・

彼らの仲間の運命を予測してみましょう。

彼等は誰かの大切な人を殺していますから、自分の大切な人を何らかの理由で失います。

そしていつかはその人物も突然死しているはずです。

更に問題があるのです。一人殺すも二人殺すも同じだ、或いは一人殺すのは犯罪だが、１００万人殺すのは英雄だと嘯く人達です。暗殺一族に多いですよね・・・

大きな間違いです。同じではないのです。では人を殺し続けるとどうなるのか？

暗殺一族で検証してみて下さい。

・知能が低下した者が生まれる

・早死にが増える

・不妊になる

・呪われた一族となる

まだあります。教えを無視して殺し続けると人間失格となります。

仏教で言う、畜生道に堕ちると言う訳です。

そんなのは信じない、迷信だと思いますか？

昔から言われている事を挙げてみますから、考えてみて下さい。

中国では、昔は肉屋は穢れた職業と言われていました。何故なのでしょう？

イスラム世界では、豚は穢れた生き物だから食べませんよね？ニワトリは拝めば食べられます。一体何故なのでしょう？

日本でも明治までは四つ足は穢れているからと食べず、肉食が始まったのは明治以後です。

また近年SNS等の動画で動物の仕草が話題になったりしますよね。妙に人間臭い仕草をする動物たちがいますが、どうなのでしょう？

西洋を例に取りますと、冷酷残酷な人間をサタンの様だとか形容しますが、そのサタンの肖像をどう思いますか？

頭が黒ヤギ、身体がネズミ、カラスの翼を持っていますよね？

でも考えてみて下さい。冷酷残酷な者の象徴の頭が黒ヤギ・・・何か変じゃないですか？

山羊は草食動物で草ばっかり食べて、性質は比較的穏やかですよね？

それがどうして冷酷で残酷なサタンの肖像に使われたのか？ワニやトラならいざ知らず・・・此れは山羊が屠られる時に分かります。山羊が屠られる時どうされるのか？

首を切られますよね？そう言う事なのです。

同様に身体がネズミなのも、猫がネズミを捕まえた時どうするかを見れば分かります。

カラスの翼は、カラスと魔法使いはほぼセットですよねー。或いは暗殺者の服装をイメージできます。

以上の事から考えても、殺人は自分にとって運命を著しく悪くするものなのです。

ですから、どんな宗教でも殺人を禁じているのですね。人を殺しては決して幸せになれないからです。私達は現在殺人を、余りに軽く考えている傾向にあります。

余りに簡単に「殺す」と言う言葉を使います。しかし人を殺すと言う行為は、自分の運命を著しく悪化させるものなのだと言う事を知って欲しいと思います。

殺しはダメだと言うのは綺麗事ではないよ！