仮説・論説 261 雨天のリーダーこそ真のリーダー

2023.12.07

世界が混沌として来ました。安全保障の面でも、経済の行方についても、自然の安定についてもです。地軸のブレを考えれば、この状況はしばらく続くと思わざるを得ません。

歴史を鑑みれば、天変地異の後、経済の破綻が起き、それが戦争を招くのはよくある事ですので、注意が必要です。つまり、天変地異を如何に防ぐか？そして経済破綻を如何に防ぐかが問われるわけです。

ここから先は、どの国でも真のリーダーが必要となるでしょう。

・天変地異を防ぐにはどうしたらいいのか？

昔から、天変地異は天罰と言われて来ました。その通りなのです。自然災害はその地域で、教えに反する様な何かを行って来た証です。つまり地域ぐるみで悪事を行ったから自然災害が起きた訳です。つまりその地域の権力者が、住民に何らかの悪事をさせて来たと考えられます。自然災害が発生した地域の方々、此れを検証してみて下さい。何かやって居ませんでしたか？何処の地域でも自然災害は天罰だと言う先祖の教えがあるはずです。

此の為、古代中国では自然災害が起きた地域の行政官を交代させたそうです。

従って自然災害を防ぐには神様の加護が得られるようにしなければなりません。

具体的には、教えを守って徳を積む。これを住民全てで実行してください。効果ありますよ。第一お金が掛かりません。ですが、教えを守り易くするための環境整備が必要です。

・経済破綻した場合はどうすれば良いのか？

国民に仕事を与えるのは、政治家の義務と責任です。

失業者を放置しますと治安が悪くなるのは当たり前です。ですから、国民に仕事が無ければ、仕事を国家の責任に於いて作る他はありません。

具体的には、アメリカのルーズベルト大統領が行ったニューディール政策が参考になります。大規模公共事業を行う必要があるのです。未来のインフラ整備を行うのが良いでしょう。お金はどうにかして集めて下さい。

いずれにせよ、大変な時代がやって来ます。今こそ真のリーダーが必要なのです。

嫌な事から眼をそらさず、しっかりと見据えて下さい。

問題解決の鍵は、真実です。

嘘を前提に嘘の議論をしても、何の解決にもなりません。

苦しくても辛くても、真実を基に誠実に議論する事が大事です。その答えはたちどころに効果を生むものとなるはずです。

どうか各リーダーの皆さん、勇気を持って厳しい現実に立ち向かって下さい。

リーダーは逃げられません。また逃げたらリーダーではありません。

今は、リーダーの資質が問われる時代です。晴天のリーダーは楽です。一方、雨天のリーダーは大変でしょう。でもそれが真のリーダーだと私は思います。

決して逃げるなよ！