仮説・論説 157 核兵器の目的

2022.04.13

世界には核兵器が溢れていますね。世界中の人々が核廃絶を訴えても、中々それが進みません。それは一体何故なのでしょう？それどころか核兵器を持とうとする国が後を絶ちません。核拡散の脅威すら現実のものとなって居ます。これは一体どうしてなのでしょう。

今回は此の事に関する考察です。

これは、グレートゲームに絡めて考えると良く分かります。グレートゲームとは、王族、貴族の子弟による、国家や地域の分捕り合戦の事です。此れは、目に見えない形で今も行われているのが実情です。

さて核兵器に関してよく言われるのが、核抑止ですね。

核兵器を持つと相手に大ダメージを与える事が出来るため、戦争の抑止になると言うものです。ですが、これが間違いだと言う事は、今行われているウクライナ紛争で明らかですよね？核抜きの戦争は出来る訳です。当に核兵器は使用できない兵器なのですね。

そんなものを作り続けてどうするのか？とは思いますが・・・

また、此れとは別の目的に使われる場合もあります。

もう一つの目的とは、属国の反乱抑止です。謀反を起こすと核兵器を使うぞと言う訳です。

まだあります。一国を脅して金品を巻き上げたり権利を奪う為にも、核兵器は脅迫の道具として使用されているのです。

核兵器を持っている国が、持っていない国に対してこれを行っているのですから、持ってない国はたまったものではありません。脅しに負けて、お金や権利を差し出し続ける事になるのです。この事がグレートゲームに関係しているのですね。

つまり核兵器は、グレートゲームに勝つための最強カードと言う訳です。

ですから、核兵器を持とうとする国が後を絶たないのです。

グレートゲームを止めさせない限り、核廃絶など夢のまた夢でしょう。

核不拡散は持てる国の欺瞞そのものだと言う事がお分かりだと思います。

国連も彼らと同じ穴のムジナに他なりません。

自分達の優位性を確保し続けるための、醜い独善に過ぎないのです。

とは言え、核兵器は廃絶すべきものだとは、私は考えています。

では、どうするのか？

戦争そのものを無くす以外に手は無いでしょう。

そんなことが出来るはずは無いと思われますか？

私は実現可能と考えています。このブログにも書いて置きましたが、自然の法則を世界に知らしめる事で、戦争は次第に出来なくなっていくと思います。

人類は戦争をし続けて来ました。そしてその事が、人類の未来に暗い影を落とし続けても来たのです。その戦争を何とか亡くしたい。此れは多くの人々の共通の願いでもあるでしょう。

此の人類の夢、大理想を実現したい。私はそう考えているのです。どんなに時間が掛かっても。

柏子見申し候