仮説・論説 147 名誉とプライド
- white-eagle1958
- 2022年4月2日
- 読了時間: 4分
2022.03.30
この世界には、何より名誉やプライドを重んじる人達がいます。その為にはどんな手段も厭いません。時には自らの命さえ惜しまないのです。まるで昔の貴族のような・・・
しかし名誉と虚飾、プライドと傲りとは違います。
今回は真の名誉、真のプライドについて話したいと思います。
名誉とは、一体何でしょう?
能力や行為に対する優れた評価と辞典には在ります。その通りだと私も思います。
ですがその名誉が、どの様にして生まれるのかと言うと、それは様々です。
お金で買えると思っている方も多いのではないでしょうか?
真の名誉は、正しい事からしか生まれて来ません。ウソや誤魔化しからは、決して名誉は生まれてこないのです。ウソや誤魔化しでも名誉は名誉。そう思っている人も居るでしょうねえ・・・
ですが、自分の心を見つめて下さい。それでは決して心が弾んでいない事を・・・
心から喜べない事を・・・こんなものかと思っていませんか?
貴方の心は分かっているのです。これはまやかしだと。
それは虚飾に過ぎないのだと言う事を・・・
ですから心から喜べないのですね。
真の名誉は心から喜べます。
例えば、高校野球。決勝戦で全力を尽くし、ゲームセットを迎えた時の選手の顔には、歓喜が溢れていますよね?あれです。
また名誉を守るとはどういう事なのでしょう?
一部の人達は、名誉を守る為に手段を択ばない人も居ます。
一例をあげましょう。
オリンピックで金メダルを獲得したアスリートが、その後生活苦から犯罪を犯したとします。
それを誰かに知られてしまい、脅しを受けてしまいました。バラされたくなければ、金を払えと・・・
そのアスリートは、名誉を守る為に恐喝者を殺してしまいました。
これで、アスリートの名誉は守られたのでしょうか?
そうではありませんね。そのアスリートの名誉は、犯罪(殺人を含む)を犯した時点で全て吹き飛び、以後犯罪者と呼ばれるようになります。
犯罪を犯したのでは名誉は守れないのです。
ではどうすれば良かったのでしょうか?
どんなに苦しくても辛くても犯罪をしてはならなかったのです。
名誉を守るとはそういう事なのです。名誉は正しい事からしか生まれてこないのです。
正しくあり続けなければ、決して名誉は守れません。
では、例のアスリートが名誉を取り戻すにはどうしたらいいのでしょうか?
金メダルを取った名誉は、既に吹き飛んでいて存在しません。
新しい名誉を作る以外に方法は在りません。罪を償った後、1から出直すしかないのです。
それがどんなに苦しくても辛くてもです。
教えを守り続ける事で、名誉を守って下さい。
さてプライドです。
プライドとは、一般に誇り、自負心を指す言葉ですが、良い意味でも悪い意味でも使用されているようです。
私流に言えば、それは自分が落ちるのを支えるものだと思います。
どういう事か?
一例をあげます。
或るアイドルがいるとします。
スカウトがやってきて、こう言います。
「君、ビジュアルいいねえ。歌手をやってみないか?」
「え~っ、でも私歌うたったことないんですけど」
「いいんだよ、歌なんか歌えなくったって。口パクできりゃあ充分だ。観客なんかわかりゃあしないんだから。どうにでもごまかせる」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
この場合、歌手を引き受けたらそのアイドルは歌手としてのプライドを持てるでしょうか?
ウソや誤魔化しでは、本当のプライドは持てないのが、お分かりでしょう。
口パクで済ます事が出来るのは、歌手としてのプライドが無いから出来るのです。
また、職業意識が高い人ほどプライドを持っています。無い人は2流、3流です。
一例をあげましょう。
或る陶芸家がいるとします。その陶芸家が焼きあがった作品を一つ一つ手に取って
「これは、ダメだ」
作品を落として壊していきます。
「あ~っ、此れもダメ」
それを見ていた商人がこう言います。
「あ~っ、なんて勿体ない。先生、壊すのなら私に売って頂けませんか?」
「あんた、これを売るつもりかい?」
「そうですよ。一般の人は作品の良し悪しなど分かる訳ないんだから。これでも十分金になりますよ」
「ふざけんな!自分が気に入らないものをあんたは売れと言うのか」
これが陶芸家のプライドでしょう。一流の人ほどこれを持っているものです。
こうして見てみますと、プライドがあるのか無いのか分からない仕事をしている人が、多い事に気付きます。作品、商品、パフォーマンスなど、見れば分かります。
なかなか難しいものですが、出来るだけプライドを持って仕事をしたいものです。
プライドは大事だよ
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